遠方への引越し手順を実体験から解説!東京から札幌への引越しがどれだけ大変だったか

引越し距離が500kmを超えてくると、部屋探しのためだけに現地の不動産を訪れたり、引越し当日に合わせてホテルを予約する必要があったりと大変さが段違いに変わってきます。

今回は、大阪から東京(約500km)、東京から北海道札幌(約1200km)と2度の長距離引越しを経験した私達が、遠方への引越し時の手順、注意点、大変だった事などを体験談と共にご紹介していきます。

※上の写真は、2018年4月に東京八王子から北海道札幌へ引越した際に、千歳空港で撮ったものです。

コンテンツの転載は固くお断りいたします。

引越し日を決める

入学日、就職して初出勤の日などを元に、引越し日をだいたいでも良いので決めておきましょう。 この引越し予定日を元に、どの時期から部屋探しを始め、不動産屋にいつ行くのかを決めていきます。

料金を少しでも安くするには繁忙期と土日は避ける

年末年始、3月中旬から4月中旬、ゴールデンウィークは普段よりも引越し料金が1.5〜数倍に跳ね上がる傾向にあるので、なるべくこの時期を避けるのが無難です。

また、土日に引越しするよりも平日、さらに1日の中でも時間を引越し業者の都合に合わせた方が安くなります。

引越し日には余裕をもたせておくと値下げ交渉の余地が生まれるのです。

旧居の解約通知の期限に注意

現時点で、賃貸に住んでいる場合は『解約通知』を管理会社などに出すことになります。

その提出期限についてですが、『退去日の1ヶ月前や、2ヶ月前までに出さないといけない』といったことが契約書に書かれている場合があります。

もし、解約通知を退去の2ヶ月前までに出さないといけないのに、引越し予定日まで後1ヶ月半しかない場合、そこから急いで解約通知を出したとしても、その部屋を出た後も半月間は契約が続くことになり、その間の家賃を払わないといけなくなってしまうので注意しましょう。

住みたい物件を見つけておく

引越し予定日の1ヶ月前までには、入居したい部屋の条件、立地条件等を具体的に決めておいて下さい。

候補もいくつか用意しておくと良いでしょう。

不動産屋に行く日を予約する際に、希望の部屋の条件を具体的に伝えておくと候補を用意してくれるので、部屋探しがスムーズになります。

遠方の引越しでも現地の不動産へ

当然ですが遠距離地での部屋探しであっても現地に行かないことには物件の内見はできません。そういったことから基本的には現地の不動産に紹介してもらうことになります。

移動手段が新幹線や飛行機になる場合が多い上に、宿泊費も必要になってくるので、 1度の訪問で確実に決めた方が出費を減らせます。

不動産屋に訪問の1週間前までに予約しておく

不動産屋を訪れた日に確実に内見や契約を済ませられるように、訪問の1週間前までには不動産屋に予約をしておきましょう。

条件を具体的に伝えて予約すると、ネットには無い部屋も候補として探してくれたりします。

相談したいことがあれば早めに伝えておく

同棲や二人暮らし中で、どちらかが一時的に無職になる場合や、契約者の収入が少ない場合など、不安要素がある場合も予約の際にしっかり相談しておくことをオススメします。

私達の場合は収入がやや少なかったので、銀行の預金残高証明書があった方が良いとアドバイスを頂きました。この証明書の発行には数日かかる場合があります。間に合うように早めに予約しておきましょう。

部屋探しに不動産屋へ

部屋を探しに行くのと、実際に新居に住み始めるために行くので、最低でも2回は引越し先へ足を運ぶことになります。

新幹線、飛行機、ホテル等の予約

※上の写真は、部屋探しの際に宿泊した時のもので、札幌にあるアパホテルのセミダブル部屋に泊まりました。

ホテル探しには、楽天トラベルから探すのがオススメです(安いホテルを探しやすいです)。

新幹線や飛行機は早い段階から予約しておけば安いチケットを買える場合もあります。飛行機であればLCCを利用すると良いでしょう(成田から新千歳間でも1人4,6千円からあります)。

東京、大阪間の引越しであれば、夜行バスを利用する手もあります。けっこうしんどいですけれどね。

前日に1泊した方が良い

引越し先が遠方となると、現地へ向かうだけでも半日がつぶれてしまいます。部屋探しで足を運ぶとしても、前日に到着するようにして、到着した日の夜はホテルで1泊するのが良いと思います。

そして翌日は不動産屋へなるべく早めに(開店と同時くらいに)入店すると良いでしょう。内見する部屋を決めたり、その上で2,3箇所内見し、契約書、必要書類に記入する作業を含めると結構時間がかかります。

この後に実際に希望の物件を契約できるかの審査があり、結果が出るまでにしばらく時間がかかります。手続きをすべて完了させるのであれば、普通にまる1日かかってしまうでしょう。

部屋探しに2日あてると余裕が生まれる

1日で部屋を決めてしまえる自信がないのであれば、もう1泊することにしても良いと思います。その方がじっくりといろんな部屋を見学できるでしょう。

契約書類を郵送してもらうことも可能

どうしても忙しくてそんなに時間が取れないのであれば、借りられるかの審査だけ現地で済ませてしまい、その後は書類を郵送してもらって記入したり、契約内容の説明(宅建資格を持った人から説明を受ける必要があります)を電話で受けることもできたりするようです。

私達の例

東京から札幌への引越しの部屋探しのときには、前の日に泊まることはせず、当日の朝に東京都八王子の家を出発し札幌へ向かいました。

午前6時前に家を出発し、電車で約3時間かけて成田空港へ行き、空港での待ち時間で1時間半、フライトに1時間半程、更に新千歳空港から札幌まで1時間程、計8時間近くかかり到着は午後2時になっていました。その日の夜はホテルに泊まりました。

また、大阪から東京への引越しの部屋探しの際には、夜行バスで移動しバス内で一夜を明かしました。前日の午後10時に大阪を出発して翌日の午前7時に新宿に到着しました。

引越し業者手配、ライフライン等の契約

部屋の契約が完了したら、引越し業者を手配し、水道、電気、ガス、ネット等の契約をしていきます。現在、賃貸マンションに住んでいるのであれば、水道等の解約も必要です。

尚、引越しの荷物到着する日時には新居にいる必要があるので、荷物が到着する前に不動産等で鍵を受け取れるようにしておいて下さい。

水道等の手続き手順については以下の記事をご覧ください。また、引越し業者を選ぶ際は3社以上から同時に見積もりすると良いでしょう。それについても別に記事を用意しています。

引越し時の電気、ガス、水道、灯油の手続き手順
引越しで複数社で見積もりをしてどれだけ安くなったか

引越しの荷造りに2週間程

私達2人暮らしの場合は荷造りに、2週間あれば少し余裕をもって作業を進められました。私達の荷物量は引越し見積もり時の営業の方によると『多くも少なくもなく』といった量とのことです。

もちろん、引越し不慣れな場合や荷物量によって荷造り期間は調整してみて下さい。

冷蔵庫の中を減らしていく

長距離の引越しになると、荷物を運び出してから到着までに最短でも2日はかかる場合が多いため、冷蔵が必要な調味料等を運ぶには少し厳しい条件となってきます。

なので 引越し日までに可能な限り、冷蔵庫の中身を減らしておきましょう。

転出届の用意

引越し日の1週間前くらいになったら『転出届』を用意しましょう。転出届は市役所で発行して貰えます。

引越ししてからも郵送での手続きも可能ですが、なるべく引越し前に用意して下さい。

郵便の転送

日本郵政グループが行っている『e転居』というサービスを使い、旧住所に届く郵便物を新居に転送するようにしておきましょう。転送開始日は入居開始日が良いでしょう。

e転居はスマホから登録できるサービスで、操作が分からない場合は郵便局で直接行うことも可能です。

引越し前日までにやっておく、その他のこと

引越し作業をスムーズに行うため、前日までにチェックしておきたいポイントをいくつかご紹介します。

冷蔵庫

冷蔵庫は空にしておき、引越し前日の夜にはコンセントを抜いておきましょう。

ゴミの日を確認し、全て捨てておく

引越し時はゴミが沢山出ると思うので、ゴミの日を確認して早めにどんどん捨てていくと良いかなと思います。

また、リサイクル可能な本などの買取はリコマースが便利です。自宅まで無料で取りに来てくれるので楽です。

引越し当日

私達の場合は以下のような日程となりました。

4月17日 引越し荷物引取
4月17日お昼過ぎ ガス立ち会い
4月18日午前10時 管理会社立ち会い
4月18日午後3時 飛行機離陸
4月18日午後8時 ホテルチェックイン
4月19日午前10時 部屋鍵受け取り
4月19日午後 引越し荷物到着
4月19日午後3時 ガス立ち会い

基本的には、不動産屋を訪れた時と同じように逆算してホテル等を予約していきます。

長距離の場合は引越し荷物が2日後に届く

500km〜1200km程度の引越しとなると、上の日程のように 回収されてから2日後に荷物が到着するケースが多いです。その間は部屋に荷物が無い状態となるため、どこで泊まるかを考えないといけません。

大阪から東京へ引越した際は、引っ越しの荷物を運び出した日のうちに旧居を出発し、新居でベッドも無い状態で床で寝ました。東京から札幌へ引越した際は、荷物を運び出した日の夜は旧居の床で仕方なく寝ました。 二度経験して思うのは『絶対、二度と床で寝たくない』ということです。二回も経験したんですけれどね。

ガスと管理会社立ち会い時刻に注意

ガスは解約の立ち会いをすると、それ以降は使えなくなりますし、新規契約も立ち会いをしないと使えません。使用出来ない間はお風呂に入るのが困難になるので、その点に注意が必要です。

また、賃貸の退去時には管理会社等の立ち会いが必要であり、そのタイミングにも注意が必要です。 管理会社の立ち会いでは、部屋の汚れや損傷等がチェックされるため、少し時間がかかります。

上の日程の場合、18日午前10時に立ち会いをし午後3時には飛行機離陸でした。成田空港は広いので1時間半前には到着している必要があり、八王子から空港までは2時間半以上はかかりました。

午後3時の4時間前となると午前11時で、立ち会い時刻を午前10時にしてしまったのは不安でもありましたし、少し失敗したポイントでもありました。

荷物運び出し時間に注意

大阪から東京へ引越した時は、人生初めての長距離引越しで分からないことだらけでした。当時の日程は以下のものを予定していました(2016年のものです)。

4月23日午前9時 引越し荷物回収
4月23日午前11時半頃 新幹線出発
4月23日午後2時頃 部屋鍵受け取り
4月23日午後5時 新居でガス立ち会い

旧居での管理会社立ち会いは、タイミングに失敗していたので5月10日に旧居に戻って立ち会いをしています。

荷物回収は1時間で終わると業者から聞いていたので、上の日程でも十分に余裕があったと思っていたのですが、 実際には作業に2時間半程かかってしまったため、新幹線も予定していたものに乗れず、予定が全てずれていきました。

時間的余裕を

荷物の量や家具類、運び出しに面倒なロフトベッド等を全て伝えていたにもかかわらず、大幅に長引きました。このようなケースもあるので、 引越し作業後に何か予定を組んでいる際は、かなりの余裕を作っておいた方が良さそうです。

このケースでは新幹線の利用だったので、指定席を予約していた列車に乗れなくても、当日中ならどの列車でも自由席であれば同じチケットで乗車可能なため、余分な出費はありませんでした。

しかし、これが飛行機だった場合は新しいチケットが必要になります。 遠方への引越しは絶対に注意しなければならないポイントが沢山あります。

新居に住み始めるにあたって

入居日の前日は宿泊する

せっかくもうすぐ新居に住めるというのにホテルに泊まるのも変ですが、お金がかかっても入居の前の日はどこかに宿泊することを強くオススメします。

※上の写真は、入居日前日に宿泊したホテル京阪札幌のセミダブル部屋です。

長距離の引越しだと、移動だけで半日以上が潰れてしまいます。そこから新居の鍵の受け取りと引越し業者の荷物運び入れまで全部を1日で終わらせるのはほぼ不可能です。

鍵受取りの前の日(入居日の前日)に1泊しておくのがオススメです。

前の日に1泊しておけば、入居日の午前中に鍵の受け取りを済ませられて、引越荷物の搬入に余裕を持って立ち会えます。

鍵受け取り

引越し荷物が回収されてからは新居に移動することになりますが、その前に 契約した不動産屋か指定された場所で新居の鍵を受け取らなければなりません。

鍵の受け取り日時は契約時等に指定すると思いますが、 移動時間を含めて受け取りが出来るような日時に設定し、鍵を受け取って新居に到着してから引越し業者を迎え入れられるよう、その時刻設定も必要です。

ガス立ち会いと引越し業者到着

新居ではガス開通のための立ち会いと、引越し業者の到着を待つことになります。

荷物到着を待つ間に、どの辺りに荷物を運び入れてもらうか、家具をどの配置にするか考えておくのと、部屋の床拭き等をしておくと良いでしょう。

荷物のチェック

新居に荷物を全て運び入れたら、業者側から『荷物は全て届いていますか?』と確認されると思いますが、この時にダンボールの個数、家具等に破損が無いかを確認しておいて下さい。

転入届、その他の住所変更を行う

新居に入居してから2週間以内に市役所で転入届を届ける必要があります。2週間を過ぎても転入届を届けていない場合は罰金が発生する可能性があります。

転入届を出す際は転出届を持っていき、年金等の住所変更も行うと良いでしょう。

更に、市役所とは関係ありませんが、銀行、クレジットカード、オンラインストア等に登録している住所も早めに変更していくことをオススメします。

ダンボールを引き取ってもらう

ダンボールを全て開けたら業者にダンボールを引き取ってもらいましょう。アートは無料でしたが、アリさんは有料での回収でした。

マンションによっては、引越し時に出たダンボールをゴミステーションに捨てることを禁止している場合があるので注意が必要です。

さいごに

ペット等の登録、様々な契約の住所変更は忘れやすいので、引っ越し前に紙などに書き出しておくと忘れずに済みます。

遠方への引越しの際の参考になれば幸いです。