一眼レフかミラーレス、どちらを選ぶべき?違いもじっくり解説

一眼カメラを買うなら一眼レフかミラーレスか。重量やレンズの豊富さ、電池寿命や画質、実際の使用感の違い、最初だと色々気になりますよね。

今回は、実際に一眼レフ入門機のNikonのD5500と、フルサイズミラーレスのSonyのα7IIIの2機種を使用してみて、その経験から一眼レフ、ミラーレスの違い、どちらがオススメなのかを解説していきます。

上の写真は、左側がSonyのフルサイズミラーレスのα7IIIで、レンズが sigma 24mm dg hsm artです。右側にあるのが NikonのAPS-C一眼レフの D5500。レンズはキットレンズの18-55mmです。

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重さの違い

私がミラーレスである、α7IIIを選んだポイントには様々なものがありますが 『一眼レフと比べると軽い』というのが大きなポイントの1つ です。

Canon、Nikon、Sonyで代表的だと思う一眼レフ、ミラーレスの重さの比較を以下の表にしてみました。

品名 重さ(g) 種類
EOS 5D Mark IV 890 一眼レフ
D750 840 一眼レフ
D850 1005 一眼レフ
EOS R 660 ミラーレス
α7III 650 ミラーレス
Z 6 675 ミラーレス

ミラーレスは平均660gくらい、一眼レフは平均約900g といった感じでしょうか。だいたい240gの差があります。レンズによっても差はありますが、 実際に店頭で持ち比べてみても、一眼レフは重く感じました。

APS-Cの場合の重さ

では、フルサイズではなくてAPS-Cサイズのカメラで比較するとどうでしょうか。Canonのエントリーモデルで以下のように表にしてみました。

品名 重さ(g) 種類
M100 302 ミラーレス
M6 390 ミラーレス
M5 427 ミラーレス
Kiss M 387 ミラーレス
Kiss X9 453 一眼レフ
Kiss X9i 532 一眼レフ

ミラーレスは平均約380g、一眼レフは平均約490gと約110gの差となりました。 私が所有しているNikonのAPS-C一眼レフ、D5500の重さは約470gで、1つ下のモデルのD3500だと約415g。

CanonのM100とM6にはファインダーが付いておらず、液晶モニターのみとなりますので、その分軽くなっています。 ファインダー有りのモデルで比較すると、APS-Cのサイズになると一眼レフもミラーレスもあまり差が無いように感じています。

ミラーレスの軽さの恩恵が大きいのはフルサイズ

元々の質量が大きいフルサイズ一眼レフの場合、ミラーレスになることで得られる質量の差は大きくなります。

私が使用しているD5500は一眼レフですが、APS-Cであり軽量モデルでもあるので、小樽観光をして首からずっと下げていても負担になることはありませんでした。

なので、 ミラーレスになって重さから開放されやすいのは、フルサイズの場合だけ かなと考えています。もし、よりコンパクトで軽量な物を求めるのであれば、コンパクトデジタルカメラが良いと思っています。

APS-Cサイズのミラーレスであれば、電池持ちや頑丈さ等を犠牲にしてまでミラーレスを選ぶ必要性は感じられない ため、一眼レフを選ぶのが何かと無難です。しかし、 フルサイズの場合は明らかにミラーレスの方が軽く、特にα7IIIのようにバッテリー問題もやや解決されていて性能もしっかりしている機種もあるので、重さにおいてフルサイズの場合はミラーレスの方が良い でしょう。

軽ければ持ち運びやすい

より軽量な物を求めるのであれば、コンパクトデジタルカメラが良いと書きましたが、4K動画も撮れる、暗所にも強い、ダブルスロットに対応している、より高性能で豊富なレンズを使いたい、などなどを考えた結果、フルサイズミラーレスであるα7IIIに辿り着きました。

ビックカメラの店頭でもD850なども試し、 一眼レフのこの重さは私の体力では無理があると感じ、α7IIIを選びました。

男性であればフルサイズ一眼レフの重さでも一応持ち運べるでしょうし、その重さに魅力を感じる方もいるでしょう。でも、私には、特に夏を考えるとある程度の軽さも必要でした。

画質の違いはある?

まずは、以下の5枚の写真をご覧ください。α7IIIでレンズは全て Sigma 24mm F1.4 DG HSM Art 018 で撮影しています。

LightroomでRaw現像して、Jpegに変換しています。ブログ用のサイズ、画質になっていますので劣化はしていますのが、だいたいの感じは伝わるかなと思います。

ISO 160 f/1.8 1/30s

ISO 320 f/2.8 1/30s

ISO 320 f/2.0 1/30s

ISO 500 f/2.0 1/30s

上の写真は2枚目のものを、花の部分をトリミングしてみました。

どれも小さい画像なので伝わりにくいかもしれませんが、大きな画面で見ても個人的には十分な画質に感じています。

一眼レフにはミラーがあり、シャッターを切る時にミラーが上がって、光が直接センサーに届く ようになります。 ミラーレスにはミラーが無く、最初からセンサーに光が直接届いている 状態となっています。

なので、これによる画質の差は生まれないのではと考えています。 画質はセンサーサイズや、センサーそのものの性能、レンズ等によって差が開きますし、ミラーレスだからと言って画質が落ちるとは言えない と思います。

電池持ちの違い

各社のカメラ別に1つのバッテリーで何枚撮影可能なのか、以下の表にしてみました。尚、ミラーレスの場合は液晶モニター(ライブビュー)を見ながらの撮影、一眼レフの場合はファインダーを覗いて撮影した場合の枚数となっています。

ミラーレスでファインダーを覗いて撮影すると、撮影枚数が少し減り、一眼レフで液晶モニター(ライブビュー)を見ながら撮影すると一般的なミラーレス以上に撮影枚数が減ります。

品名 撮影枚数 種類
M100 295 ミラーレス
M6 295 ミラーレス
M5 295 ミラーレス
Kiss M 235 ミラーレス
Kiss X9 650 一眼レフ
Kiss X9i 600 一眼レフ
EOS 5D Mark IV 900 一眼レフ
D750 1230 一眼レフ
D850 1840 一眼レフ
EOS R 370 ミラーレス
α7III 710 ミラーレス
Z 6 380 ミラーレス

上の表のKiss X9i まではAPS-Cでエントリーモデルとなっており、それより下にあるのはフルサイズとなっています。

ミラーレスの場合は撮影枚数がだいたい約300枚でα7IIIだけ700枚を超えており、一眼レフだと600〜1840と幅があります。 特にNikonのフルサイズ一眼レフの撮影枚数は多いですね。

ミラーレスと一眼レフでは2倍以上の差がありますね。Sonyのαシリーズもα7IIIでようやく電池持ちが良くなってきましたが、それでも他と比べると少なく見えます。

撮影枚数300枚は少ない?

では、300枚だと少ないのかと言われると、それは使用方法によって異なってきます。

使い方によっては、旅行やイベント等でも問題なく使えると思います し、足りないと感じれば予備バッテリーを用意すれば良いだけです。

少なく感じるのは仕事や連写の多い場合

300枚の撮影枚数だと、 ウェディングなどの仕事や、スポーツや鉄道、野鳥等の連写が多くなる場面だと少なく感じるかもしれません。

α7IIIのように700枚(実際には1000枚撮影可能な場合も)以上撮れる機種であれば、これらは解決するかもしれません。

個人的には、先程も書きましたが、予備バッテリーがあれば良いという考え方なので、バッテリーに関してはあまり問題ではないかなと思います。

極寒だとミラーレスは不利?

例えば、−20℃より寒いような環境での撮影の場合、ミラーレスは特に電池の減りが早いらしいです。一眼レフだとあまり問題ないのだとか。

そういった環境での撮影がメインとなるのであれば、一眼レフも良いかもしれません。

ただし、NikonやCanonの最新フルサイズミラーレス、Z7、Z6、EOS Rあたりはボディがしっかりしていそうなので、ミラーレスだから弱いとかは、あまり気にしなくても良いかもしれません。

ミラーレスは小型だから持ちにくい?

上の写真の左側にあるのがAPS-C一眼レフのD5500、右側にあるのがフルサイズミラーレスのα7IIIで、主にグリップ部分を比較出来るように撮影してみました。

フルサイズ一眼レフ、例えば NikonのD850などはD550と比べると一回りも二回りも大きい感じで、高さが1,2cmくらい高い のではないでしょうか。それくらいに大きいです。

他ブログ、Youtubeを見ていると、 α7IIIは小型なため、握ろうとすると小指が余り、縦グリップがないと安定しないとの意見が沢山ありました。

実際に上や下(右がD5500)の写真を見ても、小型と言われているD5500とほぼ同じサイズですよね。

私の手は一般女性と比べると1,2cm程長く、一般男性と比べると指が細めで、 実際にα7IIIを握ってみると、3本の指がほぼピッタリにグリップに収まります。

指が細めな男性や、女性の方であれば問題ないグリップ感かと思います。 指が余って安定しない場合は縦グリップを用意すると良いかもしれません。

D5500は一眼レフですが小型です。グリップが小さいと言われているα7IIIとほぼ同じサイズです。なので、ミラーレスだから持ちにくいとは言い切れないかと思います。

Nikon、Canonの最新フルサイズミラーレス、 Z7、Z6、EOS R等は一般男性の手のサイズでもしっかりとしたグリップ感のよう ですので、握りやすさに拘るのであれば、そういった機種を選ぶのも良さそうです。

レンズラインナップの違い

よく『ミラーレスのレンズラインナップは少ない』と言われますが、これはもう昔の話かなと感じています。

確かに、昔はサードパーティ製のレンズも少なかったのですが、現在は Sony Eマウント向けに sigmaから16mmから135mmまでの単焦点なら細かく販売 されていますし、 28-75mm f2.8のレンズがタムロンから販売 されていたりと、少なくとも Sony Eマウントであればだいぶ解決されている気がします。

どうしても欲しいのが無ければ、一眼レフ用のものにコンバーターを付けてミラーレスに使用すると解決するかもしれません。

また、 APS-C用のレンズはフルサイズ用と比べると種類が少ないと思いますので、より豊富なレンズラインナップを求めるなら最初からフルサイズもあり かなと思います。

それでも、探せば結構あります。

さいごに

ISO160 24mm f/1.8 1/30s

最終的には、性能やデザイン等に気に入ったもの、欲しいと思ったものを買えば良いんじゃないかなと思っています。

個人的にはフルサイズならミラーレス(特にα7III)、APS-Cなら一眼レフがオススメしたいです。やっぱり、フルサイズ一眼レフは(私には)重すぎます。

もちろん、とにかくより頑丈なもの、充電のもちを追求したい、などなどの理由があれば一眼レフも凄く良い選択だと思います。

一眼レフかミラーレスで迷っている方の参考になれば幸いです。