性同一性障害のMtFがホルモン注射をするために必要な診察、検査などについて

性同一性障害(GID)のMtF(トランスジェンダー女性)が医療機関で女性ホルモン注射をするためには、性同一性障害のガイドラインに沿って事を進める必要があります。ここでは、それについてご紹介します。

ホルモン投与による変化等は以下の記事をご覧ください。

変化と経過について【体が男性の人に女性ホルモン投与】

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性同一性障害の診断をもらう

性同一性障害のガイドラインでは、精神科2名が性同一性障害と認めたらその時に初めて診断がおります。ガイドラインに沿った治療を受けるならば、専門の病院で性同一性障害の診断書をもらう必要があります。

初診察から診断がおりるまでの期間は、大学病院であれば短くとも半年〜1年で、だいたい2年くらいはかかります。性同一性障害の診断も含め、当事者の人生にとって大きな診察となるため慎重に行われています。

検査

診断がおりたら次に様々な検査を行います。ホルモン療法が適切な治療であるか判断するためです。検査場所は診断を貰った病院から指定されるはずです。

以下の検査は1つの病院で同じ日に行われます。

血液検査

血液検査では、ホルモンの数値と染色体に異常がないか調べるようです。性染色体は通常、XY か XX ですが、そうでない場合もあるので、それを診るようです。

超音波検査

超音波検査では、下腹部辺りを調べます。MtFの場合であれば、卵巣や子宮がないかどうかを調べるようです。

触診

触診では、簡単にですが、性器が男性のものであるかを調べられます。陰嚢の裏側を確認するだけなので、これはすぐに終わります。

費用

これらの検査での費用はうろ覚えなのですが、3000〜5000円ほどかかったように思います。

検査結果

検査の結果が出るまでには1ヶ月ほどかかります。染色体検査を分析する場所が遠くにあるからのようです。

あんまり嬉しい響きではありませんが『あなたは生物学的にも男性に間違いありません!』みたいな証明書をもらいます。検査時に異常があれば、ホルモン療法が適切でないと判断されるでしょう。

ホルモン治療が適切であるかの会議が行われる

複数人の医師が集まって、ホルモン治療が適切であるかの会議が行われます。このための手数料として税抜きで1万円が必要です。

結果が出たら注射をしてくれる専門の病院に行きましょう

しばらくしたら会議の結果が出ますので、治療が適切と判断されれば専門の病院で注射をしてもらえるようになります。

さいごに

女性ホルモン注射を開始するまで長い期間と費用が必要ですが、性同一性障害であるか、そうでないかを見分けるためでもあり、それは健康と本人の人生を守るためのものなので、きちんとした病院で診察されることを勧めます。