MtFが上手く就職活動を進められるために気をつけること

MtFであってもなくても、生活していくには誰しも仕事をしなければいけません。生まれの性別と反対の性別で生きようとするトランスジェンダーにとっては、就活する上で普通の人にはない不都合がまだまだあったりするのが現状です。

そこでMtFである私自身の経験を踏まえて、どうすれば上手く就活を進められるか、重要なポイントに絞って書いていこうと思います。

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髪型

やはり見た目に直接関係するので、MtFにとっては最大の悩みどころかもしれません。なるべく顔が隠れるような髪型にしたいと思う人もいるでしょう。

しかし、基本的なことは普通の人の就活と違いはありませんので、なるべく黒髪で耳を出して後ろで束ねている、ザ 就活生みたいな髪型が一番無難です。似合うのであればショートボブも良いでしょう。

こういう言い方が好きじゃない人もいるかも知れませんが、就活という場においては変に目立つことはしない方が良いです。

履歴書の性別欄

手術を受けて性別変更も済ませているのであれば、特に悩むところではないですが、戸籍の性別が男性のMtFにとってはどちらに丸をするか迷いますよね。

公立高校の入学試験では性別欄が廃止されることになった都道府県もあるようですが、企業の採用選考においてはまだまだ性別欄があることが普通です。

履歴書も立派な書類なので、性別欄には法的な性別、つまり戸籍の性別を書きましょう。戸籍の性別が男性なのに、履歴書に女性と書いてしまうと嘘を書いたことになってしまうのです。

どの段階でカミングアウトするか

基本的には選考が進んだ後になってから話すより、初めのうちにカミングアウトをした方が印象が良いです。

それに、ダメならダメと最初に分かってしまった方が無駄な時間を費やさずに済み、他の可能性のあるところに時間を割けます。

最初にカミングアウトしてしまうと、足切りされてしまって進むものも進まないと思うかもしれません。しかし、そんな会社は仮に入社できたとしてもMtFとしてやっていくのは難しいと思った方が良いです。

会社もボランティアではないので、ウチの会社で上手くやっていくのは難しいと判断したら不採用にするのは仕方のないことでもあります。実際トイレをどうするかの問題があるのですから。それをいちいち差別だと言うのは傲慢過ぎると私は思います。

ごく普通な受答えができれば問題ない

MtFに限らず、誰にでも言えることですが、基本的なコミュニケーションができることは大切です。何も口達者である必要はありません。

一見簡単なことに思えますが、逆にこの部分が怪しいとMtFであることも合わさって、「大丈夫?この人」といった印象になりかねません。

MtFだからこそと言ったらおかしいですが、自然な受答えができるように心がけましょう。

何を言ってもやっぱりパス度は大事

これを言ってしまうと身もふたもないのですが、相手も人間です。

可愛いか可愛くないかではありません。ぱっと見で男?と分かってしまうような外見だったり、声が明らかに男性っぽいと、面接官も採用した後、会社の人に受け入れられるかを心配するでしょう。

見た目で差別していると言う人がいるかも知れませんが、そういう人が女子トイレに入ってきたとき、女性は率直にはどう感じるでしょうか?そういうことを察することは、女性として生きていく以前に人として大切なことだと思います。

さいごに

年々、LGBTへの理解が進んできていることもあって、戸籍が男のままで女性として働いているというケースもTwitterなどでときどき見かけます。

日常生活で普通に女性として通っているくらいであれば、戸籍の性別がさほど問題にならない時代になってきているのかもしれません。