プログラミングに必要なパソコンのスペックを簡単にご紹介

これからプログラミングを初める方向けに、必要なパソコンのスペックを簡単にご紹介していきます。

私は普段、このブログのシステムとデザインをプログラミングしたり編集をしていて、記事を書くのはiPadでしていますが、開発はパソコンを利用しています。

その経験を活かして、他の分野でのスペックも解説できたらと思います。

コンテンツの転載は固くお断りいたします。

プログラミングの分野

一言にプログラミングと言っても、実に様々な分野があります。分野によって使用するソフト、必要スペックが全然違います。

とてもザックリとですが、プログラミングの分野を一覧にしてみると、以下のような感じになるかと思います。

  • ターミナルやバックグラウンドで動作するもの
  • スマホのアプリ開発
  • ゲーム開発
  • 機械学習などのAI

それでは、それぞれの分野の特徴を簡単に解説していきます。

ターミナルやバックグラウンドで動作するもの

ターミナルやバックグラウンドで動作するプログラムには、スマホのアプリや、パソコンのウィンドウのようなグラフィカルなものは必要ありません。

開発環境も最低限のエディターがあれば良いので、コードを書く時はスペックをそれほど必要としません。YouTubeが見れる程度のスペックがあれば十分でしょう。

もちろん、データベースやメモリ等を沢山必要とするプログラムもあると思いますが、その時は自分のPCで動作させるのではなく、クラウド上で動かすと良いでしょう。プログラミング言語の文法の勉強にはクラウドは必要ありません。

クラウドは私もこのブログサーバーのために活用している『Google Cloud(公式ページ)』がオススメです。

バックグラウンドで動作するプログラムは実に様々なものがありますが、例えばこのブログサーバーや、ゲームサーバーなどです。

スマホのアプリ開発

Android用のアプリであれば、Android Studio(公式ページ)が必要でしょうし、iOS用などであれば、Xcode(公式ページ)が必要になります。

iPhoneやiPad用のアプリであれば、MacBookも必要です。

どちらの場合も、開発環境がそこそこ重たいソフトになるので、スペックもそれなりに要求されます。

ゲーム開発

ゲーム開発であれば、Unity(公式ページ)Unreal Engine(公式ページ)などが必要になるでしょう。更に、スマホ用のであれば、スマホアプリ開発に必要なソフトも必要です。

3Dゲームなら、3Dのモデリングソフトも必要です。

CPU、GPU、メモリ、全てのスペックがしっかりとしたものが必要となってくる分野かと思います。

機械学習などのAI

簡単なものであれば、スペックをそれほど要求しないかもしれませんが、本格的なものであればGPUのスペックを上げた方が良いかもしれません。

ただ、そのような高スペックPCを購入するよりは、クラウドで動作させた方が良いかもしれません。

クラウドを活用すれば、開発PCはバックグラウンドで動作するものを作る時のものと、似たようなスペックで良いでしょう。

パーツごとに解説

次に、CPUやメモリといったパーツごとに、どれくらいのスペックがあれば良いのかを解説していきます。

ノートパソコンかデスクトップか

ゲーム開発、特に3Dゲームの開発をするのであれば、デスクトップはほぼ必須です。

3Dゲームをプレイ出来るスペックであれば、ノートパソコンで開発するのもありですが、デスクトップを用意した方がコスパや排熱は良いでしょう。

パソコンでゲームをする方なら分かるかもしれませんが、ゲームをするならデスクトップですよね。開発にはそれ以上のスペックが要求されるかもしれません。

ゲーム開発以外であれば、ノートパソコンでも問題ありません。

OSはどうする?

Windows

3Dゲーム開発をするなら、Windowsが搭載されているデスクトップが良いでしょう。

Windowsであれば、本格的なグラフィックカードが搭載されても、15〜20万くらいで購入できます。ゲームもWindowsでのプレイが多いでしょうから、環境を合わせておけるのもメリットです。

もちろん、ゲーム以外でも十分に開発可能なものなので、Windowsパソコンがあるのであれば、そこからプログラミングを学んでみるのも良いでしょう。

Macはコスパが悪すぎるので、あまりオススメしません。

Mac

スマホでプレイ可能な程度の3Dゲームや、それ以外のプログラミングであれば、Macもオススメです。

開発環境も整えやすいですし、ターミナルでの操作もLinuxとよく似ているので、とても操作がしやすいです。

私自身、MacBook Proを使用していた頃は非常に快適でした。画面も綺麗ですしね。ただ、入門用にはお高いです。

iOSのアプリを作成するならMacはほぼ必須です。MacでAndroidアプリの開発も可能です。

Linux

私は現在、このブログサーバーのプログラミングや、サイトデザインの管理にLinuxを使用しています。

Linuxには様々な名前のものがあり、私が使用しているのはKubuntu(公式ページ)というものです。

スペックがあればAndroid用アプリの開発は可能ですが、Apple製品向けアプリの開発は出来ませんし、ゲーム開発にも向きません。サーバーなどのバックグラウンドで動作するプログラミングに向いています。

Linuxは少ないメモリ、低スペックPCでも、Windowsなどよりも軽快に動作するのが特徴です。

ただし、インストール、起動させてからの操作などの難易度がやや高めです。

Chrome OS

GoogleがLinuxをベースに開発したOSで、Chromebookという製品であれば、そのOSがインストールされた状態で販売されており、手軽にLinux環境を試すことが出来ます。

Chrome OSはAndroidとよく似ており、スマホ用のOSがAndroid、パソコン用のOSがChrome OSといった感じになっています。

WindowsやMacが搭載されたパソコンよりも安く手に入るので、プログラミング入門にも最適でしょう。

もちろん、その後の本格的なプログラミングにも使えるでしょう。

モニターサイズと解像度

今まで、28インチ5kのiMac、27インチ4kのWindowsデスクトップ、15インチのMacBook Pro、13インチのKubuntuノートパソコンを使用してきましたが、個人的には、慣れれば小さいモニターでも問題なく開発は可能です。

モニターサイズが27インチ以上4k以上ともなると、とても見やすいのは確かですが、それで大きく作業効率が上がるかと聞かれれば、プログラミングにおいては、そんなに違いはなかったように思います。

解像度はフルHD以上あった方が良いかなと思います。

1376×768という解像度でも慣れれば問題はありませんが、フルHD、特にMacのRetinaは非常に綺麗なので、一度体験すると、もう一度試したくなります。

家電量販店で何度もチェックしてみてみるのも良いでしょう。

メモリー

分野別のメモリー量を以下の表にしてみました。単位は全てGBです。

分野LinuxMac,Win
バックグラウンド4~8~
スマホアプリ8~16~
ゲーム×16~
機械学習4~8

Linux・Chrome OS

上の画像は、実際に開発に使用しているKubuntuをインストールしたノートパソコンのもので、エディターのVisual Studio Codeを2つ起動し、ターミナルも起動させ、そしてFirefoxで10個程タブを開いています。Twitter、YouTubeのタブもあります。

その状態で3.7GiB中、2.3GiBを使用しています。

Kubuntuであれば、パソコン起動直後はメモリ使用が0.5GiB程で、そこから開発環境を立ち上げると0.9GiB程になります。ブラウザを起動させて、タブを開いていくと、その数だけどんどんメモリ使用量が増えていきます。

Chrome OSは使用したことがありませんが、似たようなメモリ使用量でしょう。

よって、Linux系を使用し、バックグラウンド動作するもの、簡単な機械学習であれば、実行させても4GBあれば十分かなと思います。

LinuxでApple製品向けのアプリ開発は出来ませんが、Android向けであれば可能であり、その場合はメモリ8GBあった方が良いでしょう。

Linuxでゲーム開発も可能ですが、一般的ではないように思います。

Windows・Mac

上の画像は、第4世代のCore i7と、NVIDIAのGTX 970、メモリ8GBを搭載したWindowsのゲーミングデスクトップPCのものです。

8GB搭載していると、起動直後でも3GB程使用されており、Linuxの時の似たようなソフトを立ち上げると5GB程使用済みとなりました。

軽量なLinuxと比べると、Windowsなどはメモリ使用量がとても多いため、簡単なプログラミングであっても8GBあった方が良いでしょう。

Visual Studio Codeは比較的軽量なエディターだと思うので、その他の開発環境を使用するのであれば16GB用意するのが無難です。

Macは既に手放しているので画像はありませんが、似たような感じです。最低8GB、できれば16GBあった方が良いでしょう。

プログラムを実行させてメモリが足りない時

バックグラウンドで動作するものでも、8GBあれば大抵のプログラムは実行可能だと思いますが、それでもメモリが足りない場合は、Google Cloudを活用しましょう。

Google Cloudであれば、メモリが数十GBや、高スペックGPUもあります。課金は1秒単位で使用した分だけですので、これらの環境を自前で用意するよりは、低コストになるかもしれません。

ブラウザに要注意

特に、メモリが4GBしかないノートパソコンを使ってると思うのですが、ブラウザの消費メモリはとても多いです。

出来るだけメモリ消費量を抑えたいのであれば、タブは開きすぎず、ChromeよりもFirefoxを使った方が使用メモリ量を減らせます。

CPU

プログラミングをするのに、最低限必要そうなCPUはどんなスペックか、以下の一覧にしてみました。

分野LinuxMac,Win
バックグラウンドなんでもなんでも
スマホアプリi3~i5~
ゲーム×i5~
機械学習なんでもなんでも

バックグラウンド、機械学習のプログラミングをするなら、簡単なものであれば自分のパソコンで実行させ、更にスペックを必要とするのであればクラウドを活用しましょう。

クラウドを活用することで、パソコンではコードを書くだけとなり、YouTubeを見られるようなスペックがあれば十分となってきます。

スマホアプリを作成するのであれば、ある程度のスペックが必要かと思います。ゲーム開発であれば更に高いスペックがあると良いでしょう。Core i3、Core i5辺りが最低ラインで、Core i7もあれば余裕のある開発が可能でしょう。

PassMark

普段、私がこのブログサーバーやサイトデザインの編集に使用しているノートパソコンは、2011年頃に発売された、富士通のLIFEBOOK SH53/Cというモデルで、CPUはCore i3 380Mが搭載されています。

そのCPUを、PassMarkというサイトでベンチマークのスコアをチェックしてみると、2093となっていました。Core i3 380M の PassMarkでの結果

Kubuntuを搭載していれば、これくらいのスペックでも十分に開発が可能です。WindowsやMac搭載でも3000点以上あれば、コードを書くくらいであれば十分に開発可能でしょう。

GPU

スマホアプリ開発でも、CPUとは別にGPUがあった方が軽快かもしれませんが、無くてもなんとかなるでしょう。

3Dゲームを開発するのであれば、GPUは必須かと思います。マウスコンピューターであれば G-TubeというゲーミングPCが販売されていますから、そういったものを購入すると良いでしょう。

機械学習でも本格的なものとなれば、GPUが必要となってきますが、こちらはクラウドを活用した方が良いかもしれません。

これら以外の開発であれば、専用のGPUは無くても問題ないでしょう。

さいごに

プログラミングをする際のパソコン選びの参考になれば幸いです。