本当に花粉・PM2.5は防げてる?24時間換気でオススメのフィルターを紹介

24時間換気の給気口にフィルターを付けているのに、吸気口周りの壁紙が黒ずんでいることはないですか?フィルターは性能を考えて選ばないと、せっかくフィルターを付けても汚れたままの空気が入ってきて部屋を汚してしまうことがあるのです。

吸気口の定期的な掃除、フィルターの交換も当然大切ですが、フィルターの選び方も同じくらい重要です。

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24時間換気のメリット

最近の建物は気密性が高いため、人工的に空気を入れ替えないと、生活の中で出る汚れた空気が室内に留まりやすくなってしまうのです。

料理で出る油煙はもちろんのこと、何気なく生活しているだけでも部屋にたまってしまう湿気も排出してやる必要があります。

空気を絶えず入れ替えると、お風呂場でもカビを生えにくくすることもできます。

寒いからと言って止めてはいけない

案外、湿気がクセモノで、冬は室温と外の気温差で結露が起こりやすいため、換気を怠るとクローゼットや押入れのような通気性の悪いところでカビが生えることがあります。

賃貸マンションの部屋でカビが生えてしまった場合、退去時に修繕費を請求される可能性があります。そのため寒いからと言って安易に止めてはいけないものなのです。

メリットだけではない

部屋の空気をきれいに保つための24時間換気ですが、メリットばかりではないんです。

冷暖房の効率が悪くなることもありますが、何よりもデメリットになるのが、外の空気の汚れもいっしょに取り込んでしまう可能性があることです。

外の空気は想像以上に汚れている

砂ぼこりや花粉、車の排気ガス、タイヤの削れカス、工場から出る煙など挙げればキリがないですが、外の空気にはこういったものが濃度は薄まっているものの含まれているのです。

吸気口にフィルターを付けるておくと、性能にもよりますが、1ヶ月ほどで真っ黒になります。もしフィルターを付けていなかったら、その空気が全て家の中に入ってきてしまう訳です。寿命にも影響しそうですね。

フィルター選びは大切

空気をきれいに保つことが目的のはずですが、24時間換気というのは、フィルターをちゃんとしたものにしないと返って健康を脅かすことにもなりかねないものなのです。そうだとしたら本末転倒ですね。

フィルターがとても大切なことは分かってもらえたと思うので、ここからどういったフィルターが良いのか紹介していきます。

フィルターの種類

一言にフィルターと言っても、いくつかのタイプがあります。

吸気口のメーカーごとにそれぞれ独自で用意しているフィルターは、厚みのあるスポンジ状になっています。新築の家にもともと付いているのはこのタイプが多いです。性能を求めていけば、けっこう値段のするものもあります。

一方、よくお店などで売られているのは薄いシート状のタイプで、好きな大きさに切って色んな所に貼ることができるようになっています。値段も安いものが多いです。

マンションにもともと付いているものは性能が不十分なことが多い

新築の家にもともと付いているフィルターはたいてい性能は低く、そのフィルターよりも部屋側にもう1枚薄いフィルターを貼ると、普通に汚れが付いて半月もしないうちに黒ずんできます。

上の写真は、給気口を部屋側から撮ったもので、吸気口の奥にはちゃんとメーカー標準の厚型のフィルターが入っているのですが、この汚れ方を見る限りもともとのフィルターだけではどう見ても不十分です。

外からの汚れをしっかり防ぐには、薄型フィルターも加えて2重にするか、もしくは高性能な厚型フィルターを用意することが必要です。

たくさん種類があるので、どれが良いのか迷いますよね。どんなものが良いのか選ぶ上で「捕集率」が重要になってくるのですが、ここでは捕集率に基づいてどんなフィルターが良いのか紹介していきます。

『PM2.5対応』という言葉は曖昧

PM2.5とは、直径が2.5μm(マイクロメートル)以下の粒子状物質のことです。2.5μm以下の大きさのものを全てひっくるめた言い方なんです。黄砂や工場、自動車から出る排気ガスに含まれる微粒子などいろんなものが該当します。

重要なことなのですが、PM2.5対応だからと言って、2.5μm以下の大きさの粒子を全て取り除けるなんてありえません。フィルターの性能にも限界があり、粒子がある程度以上小さくなると取りきることはできません。

重要なのはどのくらい小さいものまでなら除去できるか

そのため、PM2.5対応なんて言い方はすごく曖昧なのです。

2.5μmの大きさまでしか除去できないのだとしたら最近のフィルターの中では大したことない性能です。

フィルターの性能を考えるとき、どの大きさの粒子が元の空気からどれだけ除去できたかで表します。PM2.5対応と言っても、2.0μmの粒子が80%除去できるのか、0.5μmの粒子が80%除去できるのかでは全く性能が違います。きちんと性能試験のデータを出しているものを選びましょう。

私がオススメするフィルター

いろんなメーカーのフィルターを見てみる中で、今のところ0.1〜0.3μmの粒子が除去できるレベルの性能が手頃な価格で入手できる中では最高のようです。

実際に使っている良いと思うものを紹介します。

薄型タイプ

【スターフィルター 花粉 99%ブロック 換気口フィルター】

スターフィルター 花粉 99%ブロック 換気口 フィルター アレルセーブ配合 シールタイプ 21x21cm 3枚入 吸気口 給気口 PM2.5

こちらは0.3μmの微粒子を98%除去できるようです。花粉は数十μmの大きさなので、このレベルの性能だとどのフィルターでもほぼ完全にブロックできます。独自の二重構造になっているようです。

【3M フィルタレット 給気口フィルター プレミアムグレード】

3M フィルタレット 給気口フィルター 交換用 プレミアム 10枚 AVFP-10

フィルター自体はけっこう薄っぺらいですが、粒子を帯電させて静電気の力で捕集します。よくイメージされそうな、網の目で粒子を捕らえるというのとは少し違うようです。

公式サイトを見ても具体的に捕集率までは載せていないですが、0.1μmより大きい微粒子はキャッチできると言い切っています。実際に使ってみても、上に挙げたものと同じく、汚れの侵入をよく防いでくれます。

あと、他のフィルターに比べて空気の通りを妨げにくいようで、このフィルターを付けても換気の風量が減りにくいです。

【カースル 換気口フィルター ペタッとキャッチ】

新北九州工業 換気口フィルター ペタッとキャッチ 無地/3枚入 直径21cm

粘着成分でキャッチした汚れを逃がさない仕組みのようです。0.1μmの粒子を75.5%除去できるようで、実際に使ってみても床の汚れがほとんど気にならないです。床の汚れ具合はあくまで私の家での話なので参考までに。

厚型タイプ

【アルファー技研工業 アレルゲンタンパク無害化フィルター】

アルファー技研工業 換気口フィルター エリア/エリアS 共通 アレルゲンタンパク無害化フィルター (交換用) 10枚入り

外気中に存在してアレルギー症状を引き起こすアレルゲンタンパク(アレル物質)を吸着し、無害化する機能があります。花粉症で悩む方には必須アイテムになるかもしれません。捕集性能については、メーカーのサイトを見る限り特別良い数値という訳ではではなさそうですが、問題ないレベルです。

【アルファー技研工業 NOx吸着/防臭フィルター】

アルファー技研工業 換気口フィルター エリア/エリアS 共通 NOx吸着/防臭フィルター (交換用) 10枚入り

自動車(特にディーゼル車)や工場の排気ガスに含まれ、発がん性があるとされている窒素酸化物(NOx)や悪臭のもとであるアセトアルデヒドなどを吸着し、防臭する機能があります。こちらも上のものと同じく捕集性能に問題はないでしょう。

【アルファー技研工業 エリアスーパーフィルター】

給気口用フィルター エリア [PM0.3/ウイルス対応] 交換用 スーパーフィルター 3枚セット

このメーカーのものばかりを載せていているからといって回し者とかではないんですが、このフィルターは上で紹介したフィルターの機能を合体させて、さらにPM0.3捕集効率が65%になっていて性能が強化されているんです。さらに有害な排気ガス・ニオイ成分の吸着性能については2倍になっているようです。1枚あたり¥1000とかなりの値段はしますが、汚れの侵入を徹底的に防ぎたい人にはすごくオススメです。

気になった人のために性能についてのメーカーのページへのリンクを貼っておきます。

【レンタル&クリーニング AT254吸着フィルター】

花粉対策 PM2.5対策 黄砂対策 給気口フィルター KQP-1 ¢143mm/¢30mm 22枚入り (1枚¥274-) レンタル&クリーニング

フィルターに含浸された吸着成分が汚染物質を吸着し、AT254という新開発の触媒で有害化学物質や真菌、ウイルスを分解することで、部屋にきれいな空気を取り込むようになっています。具体的な捕集率は販売元のサイトに載せていないようですが、0.03〜0.2μmの微粒子で性能試験しているようです。

ホームセンターならどこでも売ってるいるが安物は効果もイマイチ

換気扇のフィルターは、ホームセンターや家庭用品売り場にはよく置いてあります。価格はだいたい500円までですが、入っている枚数が違っていたりします。

PM2.5対応と謳っておきながら¥300前後で10枚も入っている割安なものは効果もほどほどでした。

安物のフィルターだと汚れが取りきれないのか、しばらく掃除しないでいると、吸気口周りの床がうっすらと汚れてきていました(吸気口が低い位置にある場合の話)。部屋の他の場所とは色の違う汚れだったので、吸気口から入ってきたものです。吸気口が低い位置についている部屋なので、汚れが積もりやすいのかもしれません。

終わりに

自分の部屋は一番くつろげたり落ち着ける空間にしたいですよね。潔癖症気味の筆者からすると、部屋の掃除はもちろんのこと、室内の空気も綺麗であってほしいのです。

花粉やPM2.5の侵入を防ぐことで、部屋をきれいに保てるだけでなく、花粉症の症状も和らげることができるのです。

人によっては空気の汚れくらい気にしない人もいると思いますが、幹線道路沿いに住んでる人や、綺麗好きだったり、空気清浄機を置くことを考えるような人には快適で綺麗な部屋づくりのためにもフィルター選びにこだわってみて下さい。

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