人称代名詞の基本【トルコ語】

トルコ語の人称代名詞の基本を解説していきます。

※カナ発音は実際の発音に可能な限り近いものを表記していますが、あくまでも補助的なものです。実際の発音は発音記号やそれぞれの言語のルールに従ってください。
また、ここに書かれた発音記号は単語に1対1で対応させたものなので、2つの単語が組み合わさることで(リエゾンなど)発音がやや変化するものもあります。

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種類

トルコ語の人称代名詞の一覧を表にすると以下のようになります。

単数 複数
私(1人称) ben biz
あなた(2人称) sen siz
彼・彼女・それ(3人称) o onlar

特徴

敬語の『あなた』

トルコ語で話し相手が1人だけの時の『あなた』『sen』で、話し相手が複数人いる時の『あなた方(あなた達)』『siz』です。

ただし、sen は親しい間柄や子供が相手の時に使われる『あなた』であり、相手が1人であっても初対面のように、敬語を使うべき関係である場合は siz を使うのが適切です。

性別の区別

英語で『he, she, it』は対象となる性別によって使い分けられ、『彼は、彼女は』という風な意味になります。

トルコ語では対象の人物等の性別は区別されず、対象が男性であっても女性であっても、3人称単数は『o(彼、彼女、それ)』で、複数は『onlar(彼ら・彼女ら・それら)』となります。

語尾変化(付属語)

トルコ語には日本語の文末の『だ』や『です』と同じように働きをし、同じような意味を持つ付属語があります。

『です』などを意味する付属語は、文の最後の単語の語尾にくっつきます。そして、主語の人称に応じて形が変化します。例として以下の2つの文をご覧ください。

Ben doktorum.
医者です。

O doktordur.
医者です。
※トルコ語の人称代名詞の3人称に性別の区別はないため、上の例文の日本語訳『彼』は『彼女』であっても同じ文になります。

トルコ語には、英語にあるような『be動詞』は存在せず、また日本語の『私は』の『は』のような言葉もありません。しかし、文末の単語の語尾が変化することによって、これらの意味を表すことが出来るようになります。

トルコ語で医者を意味する単語は『doktor』であり、上の2つの例文で主語が『ben』の時は文末の単語に『um』が追加されて『doktorum』となり、『O』の時は『dur』が追加されて『doktordur』に変化しています。

um と dur はどちらも日本語で『だ』や『です』を表す言葉です。これらの付属語は、英語のbe動詞のように文の中にスペースで離れて単独で存在するのではなく、どちらかと言えば日本語のように文末の単語にくっつく形で存在するのがトルコ語の特徴です。