名詞の特徴と基本【タイ語】

※カナ発音は実際の発音に可能な限り近いものを表記していますが、あくまでも補助的なものです。実際の発音は発音記号やそれぞれの言語のルールに従ってください。
また、ここに書かれた発音記号は単語に1対1で対応させたものなので、2つの単語が組み合わさることで(リエゾンなど)発音がやや変化するものもあります。

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数と性別

タイ語の名詞には、ヨーロッパ系言語によくある『性別』はありません。また、単数か複数かの区別もありません。

ผมpʰom˩˩˦/ポm/ซื้อsɯː˦˥/スー/พีชpʰiːt͡ɕʰ˦˥/ピー/
買った。)

タイ語では名詞でそれが単数か複数かを区別しないので、上の例文だけでは桃を1つ買ってきたのか、複数買ってきたかの区別はありません。

助数詞

ผมpʰom˩˩˦/ポm/ซื้อsɯː˦˥/スー/พีชpʰiːt͡ɕʰ˦˥/ピー/สามsaːm˩˩˦/サーン/ลูกluːk̚˥˩/ルー/
(私は桃を買った。)

上の例文では、桃『พีช』の後に、3を意味する『สาม』がきて、最後に『個』を意味する『ลูก』がきています。

『桃3個』『พีชสามลูก』という風に日本語と語順が一緒ですね。そして、日本語と同じように助数詞があり、『1人、2匹、3本、4個』などと何かを数える際には『匹、本』などの助数詞が数の後ろに置かれます。数える対象によって助数詞は異なります。

ผมpʰom˩˩˦/ポm/ซื้อsɯː˦˥/スー/พีชpʰiːt͡ɕʰ˦˥/ピー/หลายlaːj˩˩˦/ラーイ/ลูกluːk̚˥˩/ルー/
(私は桃を買った。)

『หลายลูก』は日本語だと『数個』『少し』『いくつか』などに訳せるもので、対象の数が3〜6くらいの時に使います。

複数を明確に

ผมpʰom˩˩˦/ポm/ซื้อsɯː˦˥/スー/พีชpʰiːt͡ɕʰ˦˥/ピー/
(私は複数買った。)

もし、対象が複数であることを強調する場合は、名詞の後に『ๆ』を置きます。発音は前に置いた名詞のものになり、上の例文だと『พีชๆ』で『/pʰiːt͡ɕʰ˦˥/pʰiːt͡ɕʰ˦˥/(ピーピー)』と繰り返して発音するようになります。

日本語には『人』を繰り返すと『人々』となり、その時の『々』と少し似ているかもしれません。

借用語

日本語には『プラスチック』や『コンピューター』のような外国からの借用語が沢山あり、タイ語にもあります。

พลาสติกpʰlaːs˦˥.tik̚˨˩/プラsティ/
(プラスチック)

คอมพิวเตอร์kʰɔm˧.pʰiw˧.tɤː˥˩/コmピゥター/
(コンピューター)

複合名詞

『複合名詞』と聞くと難しそうですが、日本語の『洗濯機』や『馬車』などの名詞です。『洗濯機』は『洗う』『濯ぐ』『機械』という風に動詞と名詞が組み合わされたものと考えられ、『馬車』は『馬』と『車』という名詞が組み合わされています。

日本語をよく知っている人であれば、日常生活で上記のように分割して考えることはありませんが、日本語を学び始めた人であれば最初は戸惑うかもしれません。このような名詞がタイ語にもあります。

ผู้ใหญ่pʰuː˥˩.jaj˨˩/プーヤイ/
(大人)

『@bd-blus:ผู้』は『(〜な)人』で、『ใหญ่』は『大きい』などの意味がある言葉です。なので『大きい人』となりそうですが、1つの単語として扱って『大人』となります。

日本語でも『大(きい)』『人』で大人ですね。

เครื่องซักผ้า
(洗濯機)

上の単語は『機械(เครื่อง)』と『洗う(ซัก)』と『服(ผ้า)』で『洗濯機』です。